formula.apply( )

4D v19.8

formula.apply( )


formula.apply ({ thisObj {; formulaParams}} ) -> 戻り値

引数	型	説明
thisObj	オブジェクト	このコマンドによってフォーミュラ内に返されるオブジェクト
formulaParams	コレクション	フォーミュラが実行される際に$1...$nとして渡される値のコレクション
戻り値	Mixed	フォーミュラの実行の結果の値

説明

formula.apply( ) メソッドは、フォーミュラオブジェクトを適用している対象に対して実行し、その結果の値を返します。フォーミュラオブジェクトはFormula あるいはFormula from string コマンドで作成されたものを使用可能です。

thisObj 引数には、フォーミュラ内でThis として使用されるオブジェクトへの参照を渡すことができます。

任意のformulaParams 引数を使用することで、フォーミュラ内で$1...$n の引数として使用されるコレクションを渡すこともできます。

formula.apply( ) はformula.call( ) に似ていますが、引数をコレクションとして渡すという点が異なることに注意して下さい。これは計算された結果を渡すのに有用です。

例題 1

 $f:=Formula($1+$2+$3)

 

 $c:=New collection(10;20;30)

 $result:=$f.apply(Null;$c) // 60 を返す

例題 2

 C_OBJECT($calc;$feta;$robot)

 $robot:=New object("name";"Robot";"price";543;"quantity";2)

 $feta:=New object("name";"Feta";"price";12.5;"quantity";5)

 

 $calc:=Formula(This.total:=This.price*This.quantity)

 

 $calc.apply($feta) // $feta={name:Feta,price:12.5,quantity:5,total:62.5}

 $calc.apply($robot) // $robot={name:Robot,price:543,quantity:2,total:1086}

参照

formula.call( )