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4D v19.8
概要

概要  


 

 

4Dは独自のプログラミング言語を持っています。1000を超えるこのビルトインの言語により、4Dはデスクトップ上のデータベースアプリケーションを作成する、パワフルな開発ツールとなっています。4D言語を使用して、単純な計算を行ったり、複雑なカスタムインターフェースを作成したり、多くの様々なタスクを行うことができます。例えば以下のようなことが可能です:

  • プログラムで、クエリや並び替えなどのレコード管理エディタにアクセスする、
  • データベースの情報から、複雑なレポートやラベルを作成、印刷する、
  • 他のデバイスと通信する、
  • ドキュメントを管理する
  • 4Dデータベースと他のアプリケーション間で、データの書き出しや読み込みを行う、
  • 4Dのプログラミング言語に、他の言語で書かれたプロシージャを組み込む。

4Dプログラミング言語は柔軟性とパワーを備え、あらゆるレベルのユーザや開発者がさまざまな    情報管理業務を達成するための理想的なツールです。初心者ユーザでも計算処理を素早く行うことができます。またプログラミング経験がなくても、ある程度コンピュータの知識を持っているユーザであれば、自分のデータベースをカスタマイズできます。熟練した開発者であれば、4Dの強力なプログラミング言語を使用して、ファイル転送や通信などの高度な機能をデータベースに組み込むことができます。他の言語でプログラミング経験がある開発者は、独自のコマンドを4Dに追加することができます。

4Dプログラミング言語は、4Dモジュールをアプリケーションに組み込むことで追加できます。それぞれのモジュールは、専用のコマンドを持っています。

このマニュアルは4D "クラシック"ランゲージのコマンドと定数について説明しています。

4D ランゲージの基礎と概念の包括的なプレゼンテーションについては、developer.4d.com のウェブサイトの 4D ランゲージについて をご覧ください。そちらでは4D ランゲージの使用法についての情報が掲載されています。

4D v15以降、4Dメソッドエディターは4Dのバージョンやローカルのシステム設定に関係なく、"English-US"設定を使用するようになりました。この機能により4Dアプリケーション間でコード解釈の邪魔となりうるリージョンによる全ての差異(例えば日付フォーマットなど)は中和されることになりました。フランス語版の4Dにおいては、コマンドと定数は他の言語版で既にそうであったように"English-US"設定で書かれるようになります。

このデフォルト設定により、4Dデベロッパーには以下の様な利点があります:

  • 国、リージョン設定、使用する4Dバージョンに関係なくコードを共有することが容易になります。4Dメソッドは単純なコピーペースト、あるいはテキストファイルへの保存によって、互換性の問題なく交換することができるようになります。
  • 4Dメソッドをソースコントロールツールに含めることができるようになります。この場合通常、書き出しはリージョン設定と言語から独立している必要があります。

この設定は4D設定ダイアログボックスの"リージョンシステム設定を使用"オプションを使用することによって無効化することができます(メソッドページ を参照して下さい)。

English-US設定はメソッドの書き方に一部影響をする可能性があります。これは開発モードで書かれたコードに加え、配布済みアプリケーションの式にも関係します。このモードにおいては、コードは以下の規則に従う必要があります:

  • 実数における小数点は全てのバージョンにおいてピリオド(".")を使用しなければなりません(例えばこれまでフランス語で使用されてきたカンマ(",")は使用できません)。
  • 日付定数は全てのバージョンにおいてISOフォーマットを使用しなければなりません(!YYYY-MM-DD!)
  • コマンド名と定数名は英語でなければいけません(これは、フランス語版の4Dにのみ関係します。他の言語版ではすでに英語が使用されてきたからです)。

注: メソッドエディターは必要に応じて誤った入力を自動的に修正する機構を兼ね備えています。

以下の一覧は、4D v15(以降)と以前のバージョンとの差異をまとめたものです:

4D v15以降のメソッド/式でのコード例(デフォルトモード、全バージョン)a:=12.50
b:=!2013-12-31!
Current date
4D v14 または 4D v15 (設定がチェックされている、例えばUS版など)a:=12.50
b:=!12/31/2013!
Current date
4D v14 または 4D v15 (設定がチェックされているフランス語版)a:=12,50
b:=!31/12/2013!
Date du jour

注: 設定がチェックされているとき、実数と日付フォーマットはシステム設定によって変わります。

このマニュアルでは、いくつかの表記規則が使用されています:

  • 4Dメソッドエディタにならい、CLOSE DOCUMENT のようにコマンドはすべて大文字で記述されます。値を返す関数は、Change string のように大文字で始まり、小文字が続きます。
  • コマンドシンタックス中、 { } 文字 (中括弧) はその引数が省略可能であることを示します。例えばSET DEFAULT CENTURY (century{; pivotYear})pivotYear 引数が省略できることを意味します。
  • コマンドシンタックス中、 | 文字は引数を候補から選択可能であることを意味します。例えばTable (tableNum | aPtr) は、関数が引数としてテーブル番号またはテーブルへのポインタを受け入れることを示します。
  • このドキュメントの特定の例題では、一行のコードがスペースの都合上2行以上に分割されている場合があります。しかしながら、実際にメソッドを記述する際は、このコードを改行なしで1行に記述しなければなりません。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: はじめに

 
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履歴 

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v19)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.5)
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ランゲージリファレンス ( 4D v19.7)
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