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4D v19.8
Discover data key

Discover data key 


 

Discover data key -> 戻り値 
引数   説明
戻り値  ブール in 現在開かれているデータファイルに対する有効な暗号化キーが見つかった場合にはTrue、そうでない場合にはFalse

説明   

Discover data key コマンドは、現在開かれているデータファイルに対応する有効な暗号化キーを、接続されている全てのデバイスのルートレベルで検索し、それに成功した場合にはTrue を返します。

検索対象となる接続されたデバイスには、USBキーや外部ディスクも含まれます。有効な暗号化キーは、暗号化されたデータベースへの読み/書きのアクセスを行うためには必要です。このコマンドは例えば、ユーザーがUSB キーを挿入した後のデータベースのスタートアップ時などに呼び出すことができます。

キーファイル(".4DKeyChain" 拡張子のファイル)は接続されたデバイスのトップレベルに保存されている必要があります(フォルダ階層の中までは検索されません)。暗号化キーはJSON フォーマットで保存されている必要があります(4D デザインリファレンスデータ暗号化キーをファイルに保存する を参照してください)。

返される値

  • 現在開かれているデータファイルに対して有効な暗号化キーが見つかった場合にはTrueを返します。その場合、以下のことが可能になります:
    • 必要に応じて暗号化キーを適用することで、暗号化されたデータを使用することができる(読み/書き操作へのアクセスが可能)。
    • 暗号化キーは4D キーチェーンに追加されます。
  • 現在開かれているデータファイルに対して有効な暗号化キーが見つからなかった場合にはFalse が返され、この場合にはデータへのアクセスは不可能となります。

例題  

 C_OBJECT($status)
 C_BOOLEAN($keyFound)
 
 $status:=ds.encryptionStatus()
 
 If(($status.isEncrypted)&(Not($status.keyProvided))) // キーが提供されていない
  // キーがないので暗号化されたデータへはアクセスできない
    $keyFound:=Discover data key // キーを検索
    If($keyFound=True)
       ALERT("A valid encryption key has been found.")
    End if
 End if



参照 

4D Blog - New 4D commands to work with encrypted data
New data key

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: データセキュリティ
番号: 1639

This command can be run in preemptive processes

 
ページの目次 
 
履歴 

初出: 4D v17 R5

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v19)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.5)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.6)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.7)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.8)