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4D v20.6
POP3 New transporter

POP3 New transporter 


 

POP3 New transporter ( server ) -> 戻り値 
引数   説明
server  オブジェクト in Mail server information
戻り値  オブジェクト in POP3 transporter object

POP3 New transporter コマンドは、server 引数に渡された情報に基づいて新しいPOP3 接続を作成し、新しいtransporter オブジェクトを返します。返されたオブジェクトは一般的にEメールの受信のためなどに使用されます。

server 引数には、以下のプロパティを格納しているオブジェクトを渡します:

 

プロパティ 詳細
host テキスト POP3 通信に使用するホストサーバーの名前またはIP アドレス
port 数値 (任意) POP3 通信に使用するポート番号。デフォルト値=995
authenticationMode テキスト POP3 サーバーとのセッションを開くのに使用する認証モード(*)。取りうる値:
定数 コメント
POP3 authentication APOP APOP

APOP プロトコルを使用したPOP3 認証

POP3 authentication CRAM-MD5 CRAM-MD5

CRAM-MD5 プロトコルを使用したPOP3 認証

POP3 authentication login LOGIN

LOGIN プロトコルを使用したPOP3 認証

POP3 authentication OAUTH2 OAUTH2

OAuth 2 プロトコルを使用したPOP3 認証

POP3 authentication plain PLAIN

PLAIN プロトコルを使用したPOP3 認証

accessTokenOAuth2 テキスト OAuth 2 認証資格情報を表すテキスト文字列。authenticationModeがOAUTH2 の場合のみ使用されます。accessTokenOAuth2 が使用されているがauthenticationMode が省略されていた場合、OAuth2 プロトコルが使用されます(サーバーで許可されていれば)。

: アクセストークンには残存時間が決められており、一般的には1時間で失効します。アクセストークンが失効すると、自動再接続は不可能です(例: サーバーから接続解除したなど)。

user テキスト サーバーとの認証のためのユーザー名
password テキスト サーバーとの認証のためのユーザーパスワード
acceptUnsecureConnection ブール True を指定すると、暗号化された接続が使用できない場合に4D に暗号化されていない接続を確立することを許可します(**)。False を指定すると、暗号化された接続が不可能な場合にはエラーが返されます。デフォルト値=False
connectionTimeOut 数値 (任意) サーバーとの接続を確立するまでの最大の待機時間(秒単位)。デフォルト値=30
logFile テキスト (任意) ログファイルのファイルパス。(カレントのLogs フォルダからの)相対パス、または絶対パスを指定可能です。

 

(*) authenticationMode がnull または未定義の場合、サーバーでサポートされている最も安全な認証が使用されます。

(**) 利用可能なPOP3 の保護されたポートは以下の通りです:

  • 110: POP3 非暗号化ポート
  • 995: POP3 の STARTTLS アップグレード(サーバーでサポートされていれば)

返されるオブジェクト

返されるtransporter オブジェクトには、以下の読み出し専用プロパティとメソッドが格納されています:

プロパティ詳細
transporter.hostテキストメール通信に使用されたホストサーバーの名前またはIP アドレス
transporter.port数値メール通信に使用されたポート番号
transporter.connectionTimeOut数値サーバーとの接続を確立するまでの最大の待機時間(秒単位)
transporter.acceptUnsecureConnectionブール暗号化された接続が不可能な場合に暗号化されていない接続が4D に許可されているならばTrue、それ以外の場合にはFalse
transporter.authenticationModeテキストメールサーバーとのセッションを開くのに実際に使用された認証モード
transporter.userテキストサーバーとの認証に使用されたユーザー名
transporter.logFileテキストログファイルのフルパス(あれば)

 

メソッド詳細
POP3_transporter.checkConnection( )認証をチェックします
POP3_transporter.delete( )特定のEメールに対して削除のための特殊なフラッグを設定します
POP3_transporter.getBoxInfo( )Eメールの受信箱についての情報を返します
POP3_transporter.getMail( )特定のEメールを返します
POP3_transporter.getMailInfo( )特定のEメールについての情報を返します
POP3_transporter.getMailInfoList( )Eメールの情報のコレクションを返します
POP3_transporter.undeleteAll( )全てのEメールから削除フラグを除去します
POP3_transporter.getMIMEAsBlob( )特定のEメールのMIMEコンテンツをBLOBの中に返します

 

: POP3 接続は、transporter オブジェクトが消去された時点で自動的に閉じられます。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: メール
番号: 1697

This command can be run in preemptive processes

 
ページの目次 
 
履歴 

初出: 4D v18 R2

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v20)
ランゲージリファレンス ( 4D v20.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v20.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v20.3)
ランゲージリファレンス ( 4D v20.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v20.5)
ランゲージリファレンス ( 4D v20.6)