ここは旧式の4DドキュメントWebサイトです。最新のアップデートされたドキュメントを読むには新サイトをご利用下さい→ developer.4d.com |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
4D v20 R7
IMAP New transporter
|
IMAP New transporter ( server ) -> 戻り値 | ||||||||
引数 | 型 | 説明 | ||||||
server | オブジェクト |
![]() |
Mail server information | |||||
戻り値 | オブジェクト |
![]() |
IMAP transporter object | |||||
IMAP New transporter コマンドは、server 引数に渡された情報に基づいて新しいIMAP 接続を作成し、新しいtransporter オブジェクトを返します。返されたオブジェクトは一般的にEメールの受信のためなどに使用されます。
server 引数には、以下のプロパティを格納しているオブジェクトを渡します:
プロパティ | 型 | 詳細 | |||||||||||||||
host | テキスト | IMAP 通信に使用するホストサーバーの名前またはIP アドレス | |||||||||||||||
port | 数値 | IMAP 通信に使用するポート番号。デフォルト値=993 | |||||||||||||||
connectionTimeOut | 数値 | サーバーとの接続を確立するまでの最大の待機時間(秒単位)。デフォルト値=30 | |||||||||||||||
authenticationMode | テキスト | IMAP サーバーとのセッションを開くのに使用する認証モード(*)。取りうる値:
| |||||||||||||||
accessTokenOAuth2 | テキスト | OAuth 2 認証視覚情報を表すテキスト文字列。authenticationModeがOAUTH2 の場合のみ使用されます。accessTokenOAuth2 が使用されているがauthenticationMode が省略されていた場合、OAuth2 プロトコルが使用されます(サーバーで許可されていれば)。 注: アクセストークンには残存時間が決められており、一般的には1時間で失効します。アクセストークンが失効すると、自動再接続は不可能です(例: サーバーから接続解除したなど)。 | |||||||||||||||
user | テキスト | サーバーとの認証のためのユーザー名 | |||||||||||||||
password | テキスト | サーバーとの認証のためのユーザーパスワード | |||||||||||||||
acceptUnsecureConnection | ブール | True を指定すると、暗号化された接続が使用できない場合に4D に暗号化されていない接続を確立することを許可します(**)。False を指定すると、暗号化された接続が不可能な場合にはエラーが返されます。デフォルト値=False | |||||||||||||||
logFile | テキスト | 拡張されたログファイルのファイルパス(***)。(カレントのLogs フォルダからの)相対パス、または絶対パスを指定可能です。 | |||||||||||||||
checkConnectionDelay | 数値 | サーバーへの接続をチェックしない最大時間(秒単位)。二つのメソッドの呼び出しの間隔がこの時間を超えた場合、サーバーへの接続がチェックされます。デフォルト値:300 |
(*) authenticationMode がnull または未定義の場合、サーバーでサポートされている最も安全な認証が使用されます。
(**) 利用可能なIMAP の保護されたポートは以下の通りです:
(***) (コマンドによって有効化される)通常のログファイルとは異なり、拡張されたログファイルは全ての送信メールのMIME コンテンツを保存し、サイズに制限はありません。詳細な情報については、4DIMAPLog.txt の章を参照してください。
警告: 定義されたタイムアウトが、サーバータイムアウトより短いようにして下さい。そうでない場合、クライアントタイムアウトは無意味になります。
返されるオブジェクト
返されるtransporter オブジェクトには、以下の読み出し専用プロパティとメソッドが格納されています:
プロパティ | 型 | 詳細 |
transporter.host | テキスト | メール通信に使用されたホストサーバーの名前またはIP アドレス |
transporter.port | 数値 | メール通信に使用されたポート番号 |
transporter.connectionTimeOut | 数値 | サーバーとの接続を確立するまでの最大の待機時間(秒単位) |
transporter.acceptUnsecureConnection | ブール | 暗号化された接続が不可能な場合に暗号化されていない接続が4D に許可されているならばTrue、それ以外の場合にはFalse |
transporter.authenticationMode | テキスト | メールサーバーとのセッションを開くのに実際に使用された認証モード |
transporter.user | テキスト | サーバーとの認証に使用されたユーザー名 |
transporter.logFile | テキスト | ログファイルのフルパス(あれば) |
transporter.checkConnectionDelay | 数値 | サーバーへの接続をチェックするまでの最大時間(秒単位) |
メソッド | 詳細 |
IMAP_transporter.addFlags( ) | メッセージのフラグを更新します |
IMAP_transporter.append( ) | Eメールをメールボックスに追加します |
IMAP_transporter.checkConnection( ) | 認証をチェックします |
IMAP_transporter.copy( ) | メッセージをあるメールボックスから別のメールボックスへとコピーします |
IMAP_transporter.delete( ) | メッセージに"削除"フラグをつけます |
IMAP_transporter.expunge( ) | "削除"フラグがつけられたメッセージを削除します |
IMAP_transporter.selectBox( ) | メールボックスを選択します |
IMAP_transporter.getBoxList( ) | メールボックスの一覧を返します |
IMAP_transporter.getDelimiter( ) | 階層区切り文字を返します |
IMAP_transporter.getBoxInfo( ) | メールボックスについての情報を返します |
IMAP_transporter.getMail( ) | 特定のEメールを返します |
IMAP_transporter.getMails( ) | Eメールのコレクションを返します |
IMAP_transporter.getMIMEAsBlob( ) | 特定のEメールのMIME コンテンツをBLOB として返します |
IMAP_transporter.move( ) | メッセージをあるメールボックスから別のメールボックスへと移動します |
IMAP_transporter.numToID( ) | メッセージのシークエンス番号を固有IDへと変換します |
IMAP_transporter.removeFlags( ) | メッセージからフラグを取り消します |
IMAP_transporter.searchMails( ) | えられた条件に合致するメッセージを検索します |
注: IMAP 接続は、transporter オブジェクトが消去された時点で自動的に閉じられます。
プロダクト: 4D
テーマ: メール
番号:
1723
初出: 4D v18 R4
ランゲージリファレンス ( 4D v20 R7)