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4D v20 R8
4D Write ドキュメントの読み込み

4D Write ドキュメントの読み込み    


 

 

新しい4D Write Proオブジェクトの主要な機能の一つとして、既存の4D Writeドキュメントの読み込みと変換機能が挙げられます。これによって4D Write プラグインに依存しているアプリケーションを移行させることができます。

互換性に関する注意:

  • サポートされるのは、4DWite ドキュメントのうち最後の世代 ("4D Write v7") のドキュメントに限られます。
  • 4D Write ドキュメントから 4D Write Pro エリアへのコピー・ペーストは現時点ではまだサポートされていません。4D Writeドキュメントの読み込みは 4D Write Pro ランゲージコマンドの使用によってのみ可能です。
  • キャリッジリターン(CR)は4D Write と4D Write Pro とで振る舞いが異なります。4D Write では、CRは常に段落ブレークとして解釈されましたが、4D Write Pro ではデフォルトでは改行として解釈されます。読み込まれた4D Write ドキュメントでフォーミュラ内のCRを段落ブレークとして扱うためには、変換後に以下のコードを実行してください:

    詳細な情報については、フォーミュラの管理 を参照してください。

4D Write Proオブジェクトに 4D Writeドキュメントを読み込む方法は二つあります:

  • ディスク上に保存されている 4D Write ファイルに関しては、WP Import document コマンドを使用してください。
  • BLOBフィールドに格納されている 4D Write エリアに関しては、WP New コマンドを使用してください。

より詳細な情報に関しては、それぞれのコマンドの詳細を参照してください。

4D Write プラグインから4D Write Proへの移行を簡単にするために、4D Write の機能のうち、出来る限り多くのものが4D Write Proオブジェクトでサポートされようとしています。

以下の段落では、4D Write プラグインのプロパティのうち、WP Import document または WP New コマンドを使用して4D Write Proエリアへと読み込んだときに復元されるプロパティについてまとめています。

しかしながら一部の機能において、バグとはみなされない小さな差異が生じることがあります。これらは例えば、4D Write Proで使用されるデフォルトの行頭の記号や、下線のタイプの小さな変化などによるものです。

4D Write プラグイン4D Write Pro
作成日時利用可能
修正日時利用可能
ロック利用不可(読み込み専用オブジェクトプロパティを使用して下さい)
タイトル利用可能
件名利用可能(標準テキストのみ)
作者利用可能
会社名利用可能
注記利用可能

4D Writeプラグイン4D Write Pro
ページモード読み込まれません(コンテキストメニューの、ドキュメント/ページモードを使用して下さい)
ルーラー読み込まれません(オブジェクトプロパティを使用して下さい)
読み込まれません(オブジェクトプロパティを使用して下さい)
ヘッダー読み込まれません(オブジェクトプロパティを使用して下さい)
フッター読み込まれません(オブジェクトプロパティを使用して下さい)
最初のページのヘッダー利用不可
最初のページのフッター利用不可
画像利用不可
縦スクロールバー読み込まれません(オブジェクトプロパティの縦スクロールバーを使用して下さい)
横スクロールバー読み込まれません(オブジェクトプロパティの横スクロールバーを使用して下さい)
非表示文字読み込まれません(オブジェクトプロパティを使用して下さい)
参照利用不可(を参照して下さい)
カラム分割利用可能(v17以降)
縦スプリッター利用不可
横スプリッター利用不可
Wysiwyg利用不可
ズーム読み込まれません(コンテキストメニューの、ドキュメント/ズームを使用して下さい)

4D Write プラグイン4D Write Pro
単位読み込まれません(コンテキストメニューのドキュメント/計測単位を使用して下さい)
言語利用不可
カラム数利用可能(v17以降)
カラム間隔利用可能(v17以降)
ウィンドウ&オーファン利用可能
デフォルトのタブ利用可能
先頭のタブ利用可能
URLカラー利用不可
アクセス済みのURLカラー利用不可

注: 小数点区切りには(で返される)システムの小数点が使用されます。この引数はWP SET ATTRIBUTES コマンドを使用することで変更できます。

4D Writeプラグイン4D Write Pro
ページ幅利用可能
ページの高さ利用可能
最初のページ番号利用可能
最初のページのヘッダーとフッターを別にする利用可能
左右のページでヘッダーとフッターが異なる利用可能
ページバインディング利用可能
反対側のページ利用可能
ページマージン利用可能
ヘッダーの上マージン利用可能
ヘッダーの下マージン利用可能
フッターの上マージン利用可能
フッターの下マージン利用可能
最初のページの上マージン利用可能
最初のページの下マージン利用可能
最初のページのヘッダーの上マージン利用可能
最初のページのヘッダーの下マージン利用可能
最初のページのフッターの上マージン利用可能
最初のページのフッターの下マージン利用可能
最初のページを右側にする利用可能

4D Write プラグイン4D Write Pro
用紙の種類利用不可
横向きに印刷利用不可
利用不可
高さ利用不可
ユーザー設定マージン利用不可
倍率利用不可
X 解像度利用不可
Y 解像度利用不可
画像  

互換性に関する注意:

  • 4D v19 R2 のWrite Pro 以降、WP Import document を使用するとピクチャーの表示モードは自動的に読み込まれます。importDisplayMode 属性を使用することで以前の振る舞い(全ての画像は合致するように縮小する)を復活させることができます。
  • Windows では、Mac OS PICT フォーマットの画像は読み込まれますが4D Write Pro ではレンダリングされません。このタイプの画像を格納しているドキュメントを読み込んだ場合、それらの画像を他のフォーマットへと変換する必要があります。PICT フォーマットのサポートは4D v18 以降削除されており、今後使用することはできません。
4D Write プラグイン4D Write Pro
X (左)(& position :absolute) (ページ内の画像のみ)
Y (上)(& position :absolute) (ページ内の画像のみ)
利用可能
高さ利用可能
ページ番号利用可能(v16 R6 以降)
背景画像利用可能(v16 R6 以降)
最初のページには含めない利用可能(v16 R6 以降)
ビューポートモード(縮小して画像を入れる等)利用可能
式であるインライン画像で利用可能(v16 R5 以降)
サイズを保持読み込まれません(4D Write Proでは自動)

4D Write プラグイン4D Write Pro (span プロパティ)
イタリック利用可能
ボールド利用可能
取り消し線利用可能
下線利用可能
シャドウ利用可能
指数(上付きまたは下付き)利用可能
大文字(英大文字または小型英大文字)利用可能
フォントファミリー利用可能
フォントサイズ利用可能
テキストカラー利用可能
テキスト背景カラー利用可能
下線カラー利用可能
取り消し線カラー利用可能
シャドウカラー利用可能
ユーザープロパティ利用不可
スペルチェック(シンタックス&グラマー onまたはoff)読み込まれません(エリアプロパティ)
表示利用不可
スタイルシート利用可能(4D v18以降)

4D Write プラグイン4D Write Pro
均等位置利用可能
Interline利用可能
箇条書き利用可能
左マージン利用可能
右マージン利用可能
テキストインデント利用可能
境界線スタイル利用可能
境界線カラー利用可能
境界線の背景カラー利用可能
左境界線利用可能
右境界線利用可能
上境界線&上の内側の境界線利用可能
下の境界線&下の内側の境界線利用可能
境界線間隔利用可能
スタイルシート利用可能
タブ利用可能

4D Write プラグイン4D Write Pro
URL リンク利用可能 (*)
4D メソッドリンク利用可能 (**) (v17 R5 以降)
ドキュメントを開くリンク利用可能(ローカルファイルのURLに変換されます)
  • (*) 4D v16 R4以降、URLリンクは編集可能な属性に変換されます。詳細については リンクコマンド を参照ください。
  • (**) 呼び出されたメソッド内で受け取った引数を調整する必要があります:
    引数4D Write プラグイン4D Write Pro
    $1倍長整数 - 4D Write エリア参照テキスト - 4D Write Pro エリア名
    $2テキスト - リンクラベルオブジェクト - リンク詳細:
    • .method - リンクのメソッドの名前。 コマンドで許可されている必要があります。
    • .parameter - メソッドに渡されたユーザー引数値(使用されていれば)
    • .range - リンクのラベルのレンジセレクションレンジコマンド参照。
    $3倍長整数 - ユーザー引数(メソッド参照)-
4D 式  

4D Write プラグイン4D Write Pro
4D 式利用可能*
日付と時間利用可能
HTML 式利用不可**
RTF 式利用不可

*読み込まれたドキュメント内においてフォーミュラから返されたCR を段落ブレークへと変換するためにはWP SET ATTRIBUTES コマンドとwk break paragraphs in formulas 属性を使用してください(デフォルトでは改行として扱われます)。詳細はフォーミュラの管理 を参照してください。

*ただしwk import html expressions as text 定数を使用した場合には##htmlBegin## および ##htmlEnd## タグに挟まれたテキストとして読み込み可能

4D Write プラグイン4D Write Pro
メインテキストデータ利用可能
ヘッダーテキストデータ利用可能
フッターテキストデータ利用可能

 
 



参照 

Migrate 4D Write documents stored in picture fields

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D Write ドキュメントの読み込み

 
ページの目次 
 
履歴 

変更: 4D v16
変更: 4D v16 R4
変更: 4D v16 R5
変更: 4D v16 R6
変更: 4D v17
変更: 4D v17 R5
変更: 4D v18 R5
変更: 4D v19 R2

 
ARTICLE USAGE

4D Write Proリファレンス ( 4D v20 R8)