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4D v19.8
メソッド連鎖エリア

メソッド連鎖エリア  


 

 

1つのメソッドから他のメソッドまたはクラスファンクションが呼び出される場合があります。さらにそれらがその他のメソッドを呼び出す場合もあります。このため、デバッグ処理中には、メソッドの連鎖、つまり呼び出しチェーンを表示しておくと非常に便利です。メソッド連鎖エリアはデバッグウィンドウの上部右側にあり、この便利な機能を提供しています。
このエリアは、階層リストを使用して表示されます。次の図は、メソッド連鎖エリアの例を示しています:

  • それぞれのメインレベルの項目は、メソッドまたはクラスファンクションの名前です。最も上にある項目は、現在トレースしているもの、次のメインレベルの項目は呼び出し元(現在トレースしているものを呼び出したメソッドまたはクラスファンクション)、その次の項目は呼び出し元の呼び出し元、等のように続きます。この例では、メソッドM_BitTestDemoがトレースされています。このメソッドは、メソッドDE_LInitializeによって呼び出され、これはDE_DebugDemoによって呼び出されています。
  • メソッド連鎖エリアにある要素の名前をダブルクリックすると、呼び出し元のソースコードがソースコードエリアに表示されます(実行ポイントは移動しません)。
    このようにすると、呼び出し元が呼び出し側への呼び出しをどのように実行したか、すばやく確認することができます。このようにして、呼び出し連鎖のあらゆる段階を検証することができます。
  • メソッドまたはファンクション名の隣にあるアイコンをクリックすると、メソッドのパラメータ($1,$2...)およびオプションの関数結果($0)のリストが拡張、または縮小されます。値はエリアの右側に表示されます。右側の矢印にある値をクリックすると、パラメータや関数の結果の値を変更することができます。この図では、以下の通りです:
    1. M_BitTestDemoメソッドは、パラメータを受け取っていません。
    2. M_BitTestDemoメソッドの$0は現在未定義です。これは、メソッドが$0に値を割り当てていないためです(メソッドがこの割り当てをまだ実行していないか、メソッドがサブルーチンであり、関数ではないことが原因です)。
    3. DE_LInitializeメソッドは、DE_DebugDemoメソッドから3つのパラメータを受け取ります。$1は[Customers]テーブルへのポインタ、$2は[Customers]Companyフィールドへのポインタ、$3は値が"Z"の英数字パラメータです。
  • コンテキストメニュー内の型を表示を選択することで、引数のタイプを表示することができます:

  • メソッドのパラメータリストを展開すれば、パラメータや関数の結果をカスタムウォッチエリアにドラッグ&ドロップすることができます。
呼び出しチェーンは Get call chain コマンドを使って取得することもできます。



参照 

Get call chain
ウォッチエリア
カスタムウォッチエリア
ソースコードエリア
デバッガ
デバッガのショートカット

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: デバッグ

 
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履歴 

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v19)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.1)
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