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4D v19.8
LDAP LOGIN
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LDAP LOGIN ( url ; login ; password {; digest} ) | ||||||||
引数 | 型 | 説明 | ||||||
url | 文字 |
![]() |
接続するLDAPサーバーのURL | |||||
login | 文字 |
![]() |
ログインエントリー | |||||
password | 文字 |
![]() |
ログインエントリーのパスワード | |||||
digest | 倍長整数 |
![]() |
0 = パスワードをMD5ダイジェストで送るMD5(デフォルト)、 1 = パスワードを暗号化なしで送る | |||||
LDAP LOGIN コマンドはurl 引数で指定したLDAPサーバーに対し、login 引数と password 引数に渡された識別子をもって読み込み専用の接続を開きます。サーバーに受け入れられた場合、LDAP LOGOUT コマンドが実行されるまで(あるいはプロセスが閉じられるまで)、カレントプロセスにおいてその後に実行される全てのLDAP検索にはこの接続が使用されます。
url 引数には、スキームとポート(デフォルトでは389)を含め、接続するLDAPサーバーへの完全なURLを渡します。この引数はrfc2255に準拠している必要があります。
url 引数に対し、"ldaps"で始まる、特定のポート番号(例: "ldaps://svr.ldap.acme.com:1389" 等)を使用した場合、TLS経由の安全な接続を開くことができます。LDAPサーバーは、(少なくともMicrosoft Active Directoryに対する)SSL証明書を持っている必要があります。パスワードが通常のテキストとして送信される場合にはTLS接続の使用が強く推奨 されます(以下を参照して下さい)。
注: url 引数に対して、空の文字列を渡した場合、コマンドはドメイン上で使用可能なデフォルトのLDAPサーバーへと接続しようとします(この機能は試験目的用のみのもので、パフォーマンス上の理由から製品で使用されるべきではありません)。
login 引数には、LDAPサーバー上のユーザーアカウントを渡し、password 引数にはパスワードを渡します。デフォルトで、login 引数にはLDAPサーバーの設定に応じて、以下の文字列のどれかを渡すことができます:
login 引数で受け入れ可能な値は、digest 引数で定義された送信モードと関係しているという点に注意して下さい。例えば、MS Active Directoryのデフォルトの設定においては、以下のようになっています:
digest 引数を使用すると、パスワードがネットワークでどのように送信されるかを変更することができます。"LDAP"テーマ内にある、以下の定数のどれか一つを渡すことができます:
定数 | 型 | 値 | コメント |
LDAP password MD5 | 倍長整数 | 0 | (デフォルト) パスワードをMD5で暗号化して送信 |
LDAP password plain text | 倍長整数 | 1 | パスワードを暗号化なしで送信(TLS接続が推奨されます) |
デフォルトでは、password 引数はMD5ダイジェストで送信されます。必要であればLDAP password plain text を渡して下さい(例えば、LDAPサーバーとは異なるログイン型の値を使用したい場合等)。製品環境に置いては、url 引数に対しTLS接続を使用することが推奨されます。
注: 空のパスワードでの認証をすると、匿名のバインディングモードになります(LDAPサーバーから認証された場合)。しかしながら、このモードにおいては、この種のバインドでは許可されていないオペレーションを実行しようとした場合にエラーが発声する可能性があります。
ログイン引数が有効であった場合、LDAPサーバーへの接続が4Dプロセスにおいて開かれます。その結果LDAPコマンドを使用して情報の検索・取得ができるようになります。
LDAPサーバーへの接続が必要なくなった倍には、必ず忘れずにLDAP LOGOUT コマンドを呼び出して下さい。
LDAPサーバーにログインして、検索をしたい場合を考えます:
ARRAY TEXT($_tabAttributes;0)
APPEND TO ARRAY($_tabAttributes;"cn")
APPEND TO ARRAY($_tabAttributes;"phoneNumber")
LDAP LOGIN("ldap://srv.dc.acme.com:389";"John Smith";"qrnSurBret2elburg")
$vfound:=LDAP Search("OU=UO_Users,DC=ACME,DC=com";”cn=John Doe";LDAP all levels;$_tabAttributes)
LDAP LOGOUT //ログアウトをお忘れなく
以下の例は、アプリケーションへの接続を試みます:
ON ERR CALL("ErrHdlr") //エラーをハンドル
errOccured:=False
errMsg:=""
If(ppBindMode=1) //パスワードモードがデフォルトの場合
LDAP LOGIN(vUrlLdap;vUserCN;vPwd;LDAP password MD5)
Else
LDAP LOGIN(vUrlLdap;vUserCN;vPwd;LDAP password plain text)
End if
Case of
:(Not(errOccured))
ALERT(" You are now connected to your LDAP server. ")
:(errOccured)
ALERT("Error in your parameters")
End case
LDAP LOGOUT
ON ERR CALL("")
プロダクト: 4D
テーマ: LDAP
番号:
1326
初出: 4D v15
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