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4D v19
フィールドへの参照

フィールドへの参照  


 

概要  

4D View Pro では、フォーミュラ内において4D データベースのフィールドへの参照を使用することができます。4D View Pro エリアを表示する際、フィールド参照はカレントレコードのフィールド値で置き換えられます。値はフォームが開かれた際に取得されますが、値が変化した場合にはVP RECOMPUTE FORMULAS を呼ぶことで4D View Pro エリアは新しい値を使用するようになります。

4D View Pro フォーミュラ内で呼び出すためには、4D フィールド側では以下の条件を満たしている必要があります:

  • フィールドがVP SET CUSTOM FUNCTIONS コマンドを使用してフォーミュラとして宣言されている(例題参照)
  • フィールドの型が4D View Pro でサポートされていること(以下参照)。

フォーミュラが上記の条件を見たいしていないフィールドを呼び出した場合、4D View Pro にはエラーが返されます。

注: セキュリティ上の理由から、VP SET CUSTOM FUNCTIONS が使用されていない場合(推奨されていません)、データベースのバーチャルストラクチャーに属しているフィールド(つまりSET TABLE TITLES または SET FIELD TITLES コマンドに * 引数を渡して宣言されたフィールド)のみが呼び出し可能です。この場合、テーブル名とフィールド名はECMA に準拠している必要があります(ECMA Script standard 参照)

4D View Pro では以下の型のフィールドへの参照のみがサポートされます:

4D View Pro 内での値の型
文字、テキスト文字列
整数、倍長整数、64-bit 整数、実数、浮動小数点数値
日付JavaScript 日付型(時間、分、秒 = 0)
時間JavaScript 日付型(日付は基準日。例: 12/31/1899)
ブールブール
ピクチャーサポートされるピクチャーのタイプ: jpg, png, gif, bmp, svg。他のタイプは.png へと変換されます。URI (data:image/png;base64,xxxx)を作成し、そのフォーミュラが実行された4D View Pro セルでの背景画像として設定されます

 

4D フィールドを使用して、4D View Pro エリアのセル内に人の名前を印刷したい場合を考えます:

  1. "Employee" テーブルと "L_Name" フィールドを作成します:
  2. 4D View Proエリアを格納しているフォームのフォームメソッドにおいて、以下のように書きます:
     Case of
        :(Form event code=On Load)
           var $o : Object
           $o:=New object
           $o.EMP_NAME:=New object // 関数の宣言
           $o.EMP_NAME.formula:=Formula([Employee]L_Name)
           VP SET CUSTOM FUNCTIONS("ViewProArea";$o)
     End case
  3. 4D View Pro エリアのセル内を編集し、"=e" を入力します:
  4. EMP_NAME を(Tab キーを使用して)選択し、閉じる ) を入力します。
  5. フィールドを評価すると、カレントの従業員の名前が表示されます:

    注: [Employee] テーブルはカレントレコードを持っている必要があります。
注: VP SET CUSTOM FUNCTIONS コマンドが使用されていない場合(推奨されていません)、バーチャルストラクチャー内で宣言されたフィールドは、TABLENAME_FIELDNAME() というシンタックスで入力されます。



参照 

USE 4D FORMULAS IN YOUR SPREADSHEET (blog post)
VP SET CUSTOM FUNCTIONS

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 数式等の差し込み

 
ページの目次 
 
履歴 

初出: 4D v17 R2

 
ARTICLE USAGE

4D View Pro リファレンス ( 4D v19)