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4D v19
VP SET CUSTOM FUNCTIONS

VP SET CUSTOM FUNCTIONS 


 

VP SET CUSTOM FUNCTIONS ( vpAreaName ; formulaObj ) 
引数   説明
vpAreaName  テキスト in 4D View Pro エリアのフォームオブジェクト名
formulaObj  オブジェクト in フォーミュラオブジェクト

説明   

VP SET CUSTOM FUNCTIONS コマンドは、4D View Pro フォーミュラから直接呼び出し可能な4D フォーミュラを指定します。カスタムのファンクションはドキュメント内に保存されていないので、VP SET CUSTOM FUNCTIONSOn Load フォームイベント内で呼び出される必要があります。

VP SET CUSTOM FUNCTIONS で指定されたフォーミュラは、最初の文字が入力されるとポップアップメニューに表示されます。詳細については式、関数、あるいは参照の入力 を参照してください。

: VP SET CUSTOM FUNCTIONS が同一セッション中に同じエリアに対して複数回呼び出された場合、最後の呼び出しのみが有効になります。

vpAreaName 引数には4D View Pro エリアの名前を渡します。存在しない名前を渡した場合、エラーが返されます。

formulaObj 引数には4D View Pro フォーミュラから呼び出し可能な4D フォーミュラと、その追加のプロパティを格納したオブジェクトを渡します。formulaObj 引数内に渡されたそれぞれのcustomFunction プロパティが4D View Pro エリア内でのファンクション名になります。

 

プロパティ
   
詳細
<customFunction>     オブジェクト 4D View Pro 内で定義するカスタムのファンクション
  formula   オブジェクト 4D フォーミュラオブジェクト(必須)。詳細はFormula参照。
  parameters    オブジェクトのコレクション 引数のコレクション(フォーミュラ内で定義されている順番)
    [ ].name テキスト 4D View Pro 内で表示される引数の名前
    [ ].type 数値 引数の型。サポートされる型:
定数
Is Boolean
Is date
Is longint
Is object
Is real
Is text
Is time
 

type プロパティが省略された、あるいはデフォルト値(-1) が渡された場合、値は自動的にその型のまま受け取られます。ただし日付型と時間型はオブジェクトとして受け取られます(引数 の章を参照してください)。

typeIs object であった場合、オブジェクトはVP Get value で返されるオブジェクトと同じ構造を持ちます。
  summary    テキスト 4D View Pro に表示するフォーミュラの説明
  minParams   数値 引数の最小数
  maxParams    数値 引数の最大数。parameters コレクションのlengthプロパティより大きな数値を渡した場合、"任意"の引数を宣言することができます。この場合、これらの引数はデフォルトの型になります。

 

警告

  • formula の名前がVP SET ALLOWED METHODS コマンドで定義されていたファンクションと同じ名前を持っていた場合、formula のフォーミュラが作成され、メソッドは無視されます。
  • VP SET CUSTOM FUNCTIONS が呼び出されるとその時点から、SET ALLOWED METHODS で許可されたメソッドは4D View Pro エリア内では無視されます。
  • VP SET CUSTOM FUNCTIONS が呼び出されるとその時点から、SET TABLE TITLES および SET FIELD TITLES コマンドに基づいたファンクションは4D View Pro エリア内では無視されます。

例題  

4D View Pro エリア内において、フォーミュラオブジェクトを使用して数値を追加/顧客の苗字/顧客の性別を取得したい場合を考えます:

 

 Case of
    :(Form event code=On Load)
 
       var $o : Object
 
       $o:=New object
 
  // “addnum“ というメソッドを使用した“addnum“ ファンクションを定義する
       $o.addnum:=New object
       $o.addnum.formula:=Formula(addnum)
       $o.addnum.parameters:=New collection
       $o.addnum.parameters.push(New object("name";"num1";"type";Is longint))
       $o.addnum.parameters.push(New object("name";"num2";"type";Is longint))
 
  // データベースフィールドから"ClientLastName" ファンクションを定義する
       $o.ClientLastName:=New object
       $o.ClientLastName.formula:=Formula([Customers]lastname)
       $o.ClientLastName.summary:="Lastname of the current client"
 
  // 引数を1つ受け取る4D式から“label“ ファンクションを定義する
       $o.label:=New object
       $o.label.formula:=Formula(ds.Customers.get($1).label)
       $o.label.parameters:=New collection
       $o.label.parameters.push(New object("name";"ID";"type";Is longint))
 
  // "Title" という変数から“Title“ ファンクションを定義する
       $o.Title:=New object
       $o.Title.formula:=Formula(Title)
 
       VP SET CUSTOM FUNCTIONS("ViewProArea";$o)
 
 end case



参照 

VP SET ALLOWED METHODS
フィールドへの参照
プロジェクトメソッド参照

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D View Pro ランゲージ
番号: 905272

 
ページの目次 
 
履歴 

初出: 4D v18 R5

 
ARTICLE USAGE

4D View Pro リファレンス ( 4D v19)