VP ADD RANGE NAME コマンドは、開いているドキュメント内に命名されたレンジを作成、または編集します。
注: このコマンドで作成された命名レンジはドキュメントに保存されます。
rangeObj 引数には、名前をつけたいレンジを渡します。name 引数には、新しいレンジの名前を渡します。名前が同じスコープ内で既に使用されている場合、新しい命名されたレンジは既存のものを上書きします。ただし異なるスコープであれば同じ名前を使用することが可能です(以下参照)。
options 引数には、命名レンジの追加のプロパティを格納したオブジェクト型を渡すことができます。以下のプロパティがサポートされます:
プロパティ | 型 | 詳細 |
scope | 数値 | レンジのスコープ。シートのインデックス(0から数えます)を渡すか、あるいは以下の定数を使用することができます:
定数 |
値 |
コメント |
vk current sheet |
-1 |
4D View Pro エリアのカレントシートを指定します。(デフォルト) |
vk workbook |
-2 |
4D View Pro エリアのワークブック全体を指定します。 |
注: スコープとは、レンジ名が特定のワークシートに対してローカルに使用する(scope=シートのインデックス または vk current sheet)か、またはワークブック全体に対してグローバルに使用出来る(scope=vk workbook) かを決定します。 |
comment | テキスト | 命名レンジに割り当てられたコメント |
注:
あるセルのレンジに対して命名レンジを作成したい場合を考えます:
$range:=VP Cell("ViewProArea";2;10)
VP ADD RANGE NAME($range;"Total1")