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4D v20 R7
Decrypt data BLOB

Decrypt data BLOB 


 

Decrypt data BLOB ( blobToDecrypt ; keyObject | passPhrase ; salt ; decryptedBLOB ) -> 戻り値 
引数   説明
blobToDecrypt  BLOB in 復号化したいBLOB
keyObject | passPhrase  オブジェクト, テキスト in 暗号化鍵を格納したJSON オブジェクト、または直接暗号化鍵を生成するためのパスフレーズ(テキスト)
salt  倍長整数 in アルゴリズムのための追加のsalt
decryptedBLOB  BLOB in 復号化されたBLOB
戻り値  ブール in 復号化が正常に実行された場合にはTrue、それ以外の場合にはFalse

説明   

Decrypt data BLOB コマンドは、blobToDecrypt 引数のBLOB を、4D がデータの復号化に使用するのと同じアルゴリズム(AES-256) を使用して復号化し、その結果をdecryptedBLOB 引数に返します

BLOB を復号化するのには、keyObject または passPhrase のいづれかを使用することができます:

  • keyObject: 暗号鍵を格納したJSON オブジェクト。その構造は、New data key コマンドによって返されるオブジェクトと同じです。
  • passPhrase: 暗号鍵を生成するのに使用した文字列です。
Decrypt data BLOBsalt 引数に渡す数値は、暗号化の際に使用されたものと合致する必要があります。

復号化に成功した場合、復号化されたデータはdecryptedBLOB 引数に返され、コマンドはTrue を返します。

エラーが起きた場合には、空のBLOB が返され、コマンドはFalse を返します。

例題  

以下の例では、データベースのRESOURCES フォルダにある暗号化されたファイルを復号化したい場合を考えます:


 var $fileToDecrypt;$decryptedFile : 4D.File
 var $blobToDecrypt;$decryptedBlob : Blob
 var $result : Boolean
 
 $fileToDecrypt:=File("/RESOURCES/encryptedConfidential.txt")
 $decryptedFile:=File("/RESOURCES/decryptedConfidential.txt")
 
 $blobToDecrypt:=$fileToDecrypt.getContent()
 
 $result:=Decrypt data BLOB($blobToDecrypt;"myPassPhrase";MAXLONG;$decryptedBlob)
 $decryptedFile.setContent($decryptedBlob)

 

復号化で使用するpassPhrase 引数および salt 引数は、暗号化の際に使用されたpassPhrase 引数および salt 引数と同一です(Encrypt data BLOB の例題を参照して下さい)。



参照 

Encrypt data BLOB
Encrypt data file
Encrypt your own data with the 4D algorithm
New data key

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: データセキュリティ
番号: 1774

This command can be run in preemptive processes

 
ページの目次 
 
履歴 

初出: 4D v19

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v20 R7)