dataStore.getInfo( )

4D v19.8


dataStore.getInfo () -> 戻り値

引数	型	説明
戻り値	オブジェクト	データストアのプロパティ

説明

dataStore.getInfo( ) メソッドはデータストアに関する情報を提供するオブジェクトを返します。このメソッドは汎用的なコードを書くのに有用です。

返されるオブジェクト

プロパティ

型

詳細

type

文字列

4D シングルユーザー版でのds の場合: "4D"
クライアント/サーバーモードのds で、サーバー上で呼び出された場合: "4D"
クライアント/サーバーモードのds で、リモート4D側で呼び出された場合: "4D Server"
Open datastore で開かれたリモートデータストアの場合: "4D Server"

networked

ブール

True: ネットワーク接続を介して、データストアに接続している
False: ネットワーク接続を介さずに、データストアに接続している (ローカルデータベース)

localID

テキスト

マシン上のデータストアID。これは、Open datastore コマンドで返される localId 文字列です。メインデータストアの場合は空の文字列 ("") です。

connection

オブジェクト

リモートデータストア接続に関する情報を格納したオブジェクトで、メインデータストアの場合は返されません。次のプロパティを含みます:

プロパティ	型	詳細
hostname	テキスト	リモートデータストアの IP アドレスまたは名称 + ":" + ポート番号
tls	ブール	リモートデータストアとセキュア接続を利用している場合は True
idleTimeout	数値	セッションタイムアウト時間 (分単位)
user	テキスト	リモートデータストアにて認証されたユーザー

dataStore.getInfo( ) メソッドが 4D Server またはシングルユーザー版4D 上で実行された場合、networked はFalse となります。
dataStore.getInfo( ) メソッドがリモート版4D で実行された場合、networked はTrue となります。

例題 1

 C_OBJECT($info)

 

 $info:=ds.getInfo() // 4D Server または 4D 上で実行した場合

  //{"type":"4D","networked":false,"localID":""}

 

 $info:=ds.getInfo() // リモート版4D 上で実行した場合

 <code><span class="code4d_comment"> //{"type":"4D Server","networked":true,"localID":""}</span></code>

例題 2

リモートデータストアの場合:

 C_OBJECT($info;$connectTo;$remoteDS)

 

 $connectTo:=New object("hostname";"111.222.33.44:8044";"user";"marie";"password";"aaaa")

 $remoteDS:=Open datastore($connectTo;"students")

 $info:=$remoteDS.getInfo()

 

  //{"type":"4D Server",

  //"localID":"students",

  //"networked":true,

  //"connection":{hostname:"111.222.33.44:8044","tls":false,"idleTimeout":2880,"user":"marie"}}

参照

dataClass.getInfo( )