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4D v20
FTP_MacBinary
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FTP_MacBinary ( ftp_ID ; macBinaryMode ) -> 戻り値 | ||||||||
引数 | 型 | 説明 | ||||||
ftp_ID | 倍長整数 |
![]() |
FTPログイン参照 | |||||
macBinaryMode | 整数 |
![]() |
-1 = 現在の設定を取得, 1 = 有効, 0 = 無効 | |||||
![]() |
現在の設定 (-1 を渡した場合) | |||||||
戻り値 | 整数 |
![]() |
エラーコード | |||||
FTP_MacBinary コマンドは、FTP_Send や FTP_Receive使用時のMacBinaryモードを有効/無効にします。ftp_IDでカレントのFTPセッションを特定すると、このコマンドはmacBinaryMode 引数に渡した値に基づき、MacBinary転送をオンまたはオフにします。
MacBinaryプロトコルはしばしば、データフォークとリソースフォークを持つバイナリデータやファイルの転送をおこなうために、Macintosh FTPクライアントとサーバにより使用されます。
Windowsユーザのためのメモ: FTP転送時にWindows上でMacBinaryプロトコルを使用できますが、PCコンピュータ上でMacBinaryファイルをデコードすることには意味がありません。Intelベースのマシンはデータフォークとリソースフォークを持つデータを格納できません。PCプラットフォームでは、このようなファイルを正しく認識できないため、リソースフォークを持つMacintoshファイルはエンコードされていないフォーマットで保存する際壊れてしまうでしょう。
ftp_ID は、FTP_Loginにより確立されたFTPセッション参照です。
macBinaryMode はMacBinary転送をオンにするかオフにしるか指定するための整数値です。コマンドから変更後のMacBinary転送モードが返されるため、この引数は変数であるべきです。1を渡すとMacBinaryが有効になり、0を渡すと無効になります。-1を渡すと、コマンドはmacBinaryMode 引数に現在のMacBinary転送モードを返します (1 または 0)。
警告: すべてのFTPサーバがMacBinaryプロトコルをサポートするわけではありません。このような場合、macBinaryMode 引数の値にかかわらず、FTP_MacBinaryコマンドをコールするとエラー10053が返されます。
この例題では、FTPファイルを受信する前に、MacBinaryプロトコルを有効にします。MacBinaryが有効な状態でファイルの受信に成功すると、オリジナルのフォーマットにデコードされ、MacBinaryドキュメントは削除されます。
vUseMacBin:=-1
$error:=FTP_MacBinary(vFTP_ID;vUseMacBin)
If($error=10053)
MacBinaryIsSupported:=False `FTPサーバはMacBinaryプロトコルをサポートしない
Else
MacBinaryIsSupported:=True
End if
vLocalFile:=""
If(MacBinaryIsSupported)
vUseMacBin:=1
$error:=FTP_MacBinary(vFTP_ID;vUseMacBin) `ダウンロードのためにMacBinaryを有効にする
End if
$error:=FTP_Receive(vFTP_ID;"MyApplication";vLocalFile;cbShowTherm)
If($error=0) & (vUseMacBin=1) `受信ができ、ファイルがMacBinaryフォーマットなら
vDecodePath:=""
If(IT_Decode(vLocalFile;vDecodePath;8)=0) `MacBinary デコード
DELETE DOCUMENT(vLocalFile) `ソースのデコードができたら、ファイルを削除
End if
End if
プロダクト: 4D
テーマ: IC ファイル転送
番号:
88938
初出: 4D Internet Commands 6.5
4D Internet Commands ( 4D v20)