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4D v20 R7
復元ページ

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Maintenance and Security Center (MSC) の復元ページから、カレントデータベースのアーカイブを手動で復元できます。このページではデータベースの復元を制御するためのオプションをいくつか提供します:

ウィンドウの左側にはデータベースの既存のバックアップが表示されます。選択...ボタンをクリックして他の場所にあるアーカイブファイルを選択することもできます。選択したアーカイブはリストに追加されます。

このリストからバックアップファイルを選択すると、ウィンドウの右側にはこのバックアップについての説明が表示されます:

  • パス: 選択されたバックアップファイルの完全パス名。表示ボタンをクリックするとシステムウィンドウでバックアップファイルが表示されます。
  • 日付と時刻: バックアップの日付と時刻
  • 内容: バックアップファイルの内容。各項目の右側にはチェックボックスがあり、復元を行うかどうか、ファイルごとに選択できます。すべてを選択するすべての選択を外すボタンを使用して復元するファイルの切り替えを行うこともできます。
  • 復元されたファイルの保存先フォルダー: 復元されたファイルが配置されるフォルダー。デフォルトで4Dはデータベースストラクチャーと同階層にアーカイブ名 (拡張子なし) のフォルダーを作成し、そこにファイルを復元します。個の場所を変更するには[...]をクリックして復元ファイルの配置場所を指定します。

復元後にひとつ以上のログファイルを統合オプションを使用して、データベースに複数のログファイルを統合することができます。例えば4つのデータベースバックアップに対応する4つのログファイルアーカイブがある場合、最初のバックアップを復元して、ログアーカイブを一つずつ統合できます。これにより例えば最新のバックアップファイルを失った場合でも、データファイルを復旧することができます。

このオプションが選択されていると、4Dは復元後に標準のファイルを開くダイアログを表示します。ここで統合するログファイルを選択できます。ファイルを開くダイアログはキャンセルされるまで、統合毎に表示されます。

カレントのデータベースと複数のバックアップファイル(.4BK) やログファイル(.4BL) の間で、データ暗号化キー(パスフレーズ) が変更されている可能性があることに注意してください。合致した暗号化キーは常に必要となります。

暗号化されたデータベースのバックアップを復元し、カレントのログファイルを統合したい場合、以下の点に注意してください:

  • 古いパスフレーズを使用してバックアップを復元した場合、そのパスフレーズは次回のデータベース起動時に必要となります。
  • 暗号化のあと、暗号化されたデータファイルを開く場合、バックアップが実行され新しいログファイルが作成されます。そのため、バックアップファイル(.4BK) をあるキーで復号化した後、それに異なるキーで暗号化されたログファイル(.4BL) を統合することはできません。

以下の表は、複数のキーを使用したバックアップ/復元操作における過程の一例をまとめたものです:

操作生成されるファイル補足
新規データベース作成
新規データ追加(レコード番号1番)
データベースをバックアップ0000.4BL および 0001.4BK
データを追加(レコード番号2番)
データベースをバックアップをとる0001.4BL および 0002.4BK
データを追加(レコード番号3番)
Key1を使用してデータファイルを暗号化0003.4BK ファイル(Key1で暗号化)暗号化をすると(ログファイルも含め)元のファイルは"Replaced files (Encrypting) YYY-DD-MM HH-MM-SS"というフォルダに保存されます。暗号化されたデータファイルを開く際、新しいログファイルが作成され、バックアップはこのログファイルを有効化します。
データを追加(レコード番号4番)
データベースをバックアップをとる0003.4BL および 0004.4BK ファイル(Key1で暗号化)0003.4BK を復元し、0003.4BL を統合することが可能です
データを追加(レコード番号5番)
データベースのバックアップを取る0004.4BL および 0005.4BK ファイル(Key1で暗号化)0003.4BK を復元し、0003.4BL + 0004.4BL を統合することが可能です。また0004.4BK を復元し、0004.4BL を統合することが可能です。
データを追加(レコード番号6番)
Key2を使用してデータファイルを暗号化0006.4BK ファイル(Key2 で暗号化)暗号化をすると(ログファイルも含め)元のファイルは"Replaced files (Encrypting) YYY-DD-MM HH-MM-SS"というフォルダに保存されます。暗号化されたデータファイルを開く際、新しいログファイルが作成され、バックアップはこのログファイルを有効化します。
データを追加(レコード番号7番)
データベースのバックアップを取る0006.4BL および 0007.4BK ファイル(Key2で暗号化)0006.4BK を復元し、0006.4BL を統合することが可能です
データを追加(レコード番号8番)
データベースのバックアップを取る0007.4BL および 0008.4BK ファイル(Key2で暗号化)0006.4BK を復元し、0006.4BL + 0007.4BL を統合することが可能です。また0007.4BK を復元し、0007.4BL を統合することが可能です。

注:

  • バックアップを復元し、一つまたは複数の.4BL ファイルを統合する場合、復元された.4BK ファイルおよび .4BL ファイルは同じ暗号化キーを持っていなければなりません。統合プロセスの間、.4BL ファイルが統合される際に有効な暗号化キーが4D キーチェーンに見つからなかった場合、エラーが生成されます。
  • 連続した複数のデータキーを同じ外部デバイスに保存していた場合、バックアップの復元とログファイルの統合を行うと、デバイスが接続されていれば合致するキーの検索が自動的に行われます。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: Maintenance & Security Center

 
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ARTICLE USAGE

デザインリファレンス ( 4D v20 R7)