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4D v20 R7
データベースキャッシュ内の優先度を管理

データベースキャッシュ内の優先度を管理  


 

 

4D では、高効率・高パフォーマンスなデータアクセスを提供するための自動の優先度管理機構がデータベースキャッシュに組み込まれています。この機構のおかげで、新しいデータをキャッシュに読み込む必要があるときには、優先度の低いキャッシュデータから先にリリースされていき、優先度の高いキャッシュデータは保持されます。

この機構は全自動で機能するため、通常は何も心配する必要がありません。しかし特定の場合においては専用コマンドによってカスタマイズすることも可能であり、これによってデータベース実行中は常に、あるいはカレントプロセスにおいて一時的に、オブジェクトの優先度を変更することができます。これらのコマンドはデータベースのパフォーマンスに影響を与えるため、慎重に使用する必要があるという点に注意してください。

キャッシュマネージャーは、優先システムに基づいて順位の低いデータから必要に応じて削除します。キャッシュには3種類のオブジェクトを読み込むことができ、それぞれに自動優先度値を持ちます:

  • テーブル: Blobを除く(以下参照)、すべての標準のフィールドデータ(数値、日付、他)。デフォルトの優先度は "中" です。
  • Blob: データファイルに保存されたすべてのバイナリーフィールドデータ(テキスト、ピクチャー、オブジェクトとBlob)。デフォルトの優先度は "低" です。
  • インデックス: キーワードインデックスと複合インデックスを含めたすべてのフィールドインデックス。頻繁にアクセスされるため、インデックスはキャッシュ内で特別なステータスを持ちます。デフォルトの優先度は "高" です。

通常はデフォルトの優先度で最適なパフォーマンスを得られますが、特定の場合のためにキャッシュ優先度のカスタマイズも可能です。優先度のカスタマイズには次の4Dコマンドを使用します:

これらのコマンドは、4D Serverあるいはローカルモードの4D においてのみ利用可能です。



参照 

Download HDI database
Get adjusted blobs cache priority
Get adjusted index cache priority
Get adjusted table cache priority

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: キャッシュ管理

 
ページの目次 
 
履歴 

初出: 4D v16 R2

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v20 R7)