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4D v19.8
file.getText( )

file.getText( ) 


 

file.getText ( {charSet}{;}{breakMode} ) -> 戻り値 
引数   説明
charSet  テキスト, 倍長整数 in 文字セットの名前もしくは番号
breakMode  倍長整数 in 改行の処理モード
戻り値  テキスト in ドキュメントから取得したテキスト

説明   

file.getText( ) メソッドはファイルのコンテンツをテキストとして返します。

file オブジェクトで参照されているファイルはディスク上に存在してなければなりません。そうでない場合、エラーが生成されます。

charSet 引数には、コンテンツを読み出すのに使用する文字セットを渡します。標準の文字セットを含んだ文字列(“ISO-8859-1” または “UTF-8”など)またはそのMIBEnum ID(倍長整数)を渡すことができます。4D によってサポートされる文字セットの一覧の詳細な情報については、CONVERT FROM TEXT コマンドの説明を参照してください。

ドキュメントにバイトオーダーマーク(BOM)が含まれている場合、4D はcharSet 引数で設定されている文字セットではなく、BOMで指定されたものを使用します(結果としてcharSet 引数の方は無視されます)。

ドキュメントにBO が含まれておらず、またcharSet 引数も省略された場合、4D はデフォルトで“UTF-8” を文字セットとして使用します。

breakMode 引数には、ドキュメント内の改行文字に対して適用する処理を表す倍長整数を渡します。"System Documents" テーマ内の以下の定数を使用することができます:

定数 コメント
Document unchanged 倍長整数 0 何も処理をしません。
Document with native format 倍長整数 1

(デフォルト)改行はOSのネイティブフォーマットに変換されます。macOS 環境下ではLF(ラインフィード)に、Windows 環境下ではCRLF(キャリッジリターン+ラインフィード)に変換されます。

Document with CRLF 倍長整数 2

改行はデフォルトのWindows フォーマットであるCRLF (キャリッジリターン+ラインフィード)へと変換されます。

Document with CR 倍長整数 3

改行はクラシックmacOS のデフォルトのフォーマットであるCR (キャリッジリターン)へと変換されます。

Document with LF 倍長整数 4

改行はUnixおよびmacOS のデフォルトのフォーマットであるLF (ラインフィード)へと変換されます。

breakMode 引数を省略した場合、デフォルトで、改行はネイティブモード(1) で処理されます。

返される値

ファイルのテキスト

例題  

以下のテキストを持つドキュメントがある場合を考えます(フィールドはタブで区切られているものとします):

id name price vat
3 thé 1.06€ 19.6
2 café 1.05€ 19.6

以下のコードを実行すると:

 $myFile:=Folder(fk documents folder).file("Billing.txt") // デフォルトでUTF-8
 $txt:=$myFile.getText()

以下の結果を得ることができます:

  // $Text = "id name price vat\r\n3 thé 1.06€\t19.6\r\n2\tcafé\t1.05€\t19.6"
  // \t = タブ
  // \r = CR(キャリッジリターン)



参照 

file.setText( )

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: ファイルとフォルダ

This command can be run in preemptive processes

 
ページの目次 
 
履歴 

初出: 4D v17 R5

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v19)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.5)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.6)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.7)
ランゲージリファレンス ( 4D v19.8)