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4D v19
4D View ドキュメントの変換

4D View ドキュメントの変換  


 

 

VP Convert from 4D View コマンドを使用することで、4D View ドキュメントを4D View Pro エリアへと変換することができます。4D View ドキュメントに保存されているほとんどの情報とプロパティ(フォーマット、スタイル、境界線、値、フォーミュラ、セレクション、ズーム、等を含む)は自動的に変換されます。基本的に、変換された4D View ドキュメントは4D View エリアでレンダリングされていたのと全く同じように4D View Pro エリア内にレンダリングされます:

元の4D View ドキュメント:

4D View Pro エリアに変換されたドキュメント

変換されたドキュメントがオリジナルと可能な限り同じ状態を維持できる様につとめてはいますが、一部の機能については正常にレンダリングされない可能性があります。これらの機能については以下の の段落にて詳細な説明があります。

注: 4D View ドキュメントの変換機能はプレビュー版として提供されており、お客様からの声に基づいて日々改善の途中です。たとえ変換がうまくいったとしても、そのあとも元の4D View BLOB、あるいはドキュメントのコピーを保存しておくことが強く推奨されます。

4D View プラグインドキュメントの現在の状況においては、変換プロセスのためには以下の手順を踏んでいただく必要があります。

  1. 4D View ドキュメント(.4pv)をBLOBへと読み込みます:
    注: 4D View ドキュメントがすでにBLOB フィールドに保存されている場合、手順2へおすすみ下さい。
     C_BLOB($pvblob)
     DOCUMENT TO BLOB("document.4PV";$pvblob)
  2. 4D View ドキュメントを格納したBLOBでVP Convert from 4D View を呼び出します:
     C_OBJECT($vpObj)
     $vpObj:=VP Convert from 4D View($pvblob)
  3. できたオブジェクトを4D View Pro エリアフォームオブジェクト、あるいは4D View Pro ドキュメントに割り当て、その結果をみます。
     VP IMPORT FROM OBJECT("4DViewProArea";$vpObj)

以下の表は、主な変換エリアの現在のステータスをまとめたものです。変換プロセスは常に改善され続けているため、この表は頻繁に更新されるという点に注意してください。

機能変換ステータス補足
ドキュメント属性ドキュメントの表示属性は変換されます: 選択されたセル、ズーム、グリッドの表示
ドキュメント情報は変換されます: バージョン、題名、執筆者、会社、注釈、作成日および変更日
カラムと行定義されたカラムと行は全てオリジナルのサイズで変換されます。
カラムと行のヘッダーは制約なしに変換されます。
枠線枠線は太さとカラーが変換されます。グリッドの表示設定も変換されます。4D View Pro では一つのシングルバーの枠線と、一つのダブルバーの枠線のみが利用可能です。シングルバーの枠線はオリジナルと同じ様に変換されますが、ダブルバーの枠線はどれも4D View Proのダブルバーモデルへと変換されます。
スプリッター現在は変換されません
スタイルとフォントスタイルとスタイルシートは変換されます。条件付きスタイルはサポートされていません。廃止予定のテキストスタイル(i.e. 影付き、コンデンスド、など)およびQuickDraw フォントは変換されません。
回転スタイル(角度付きテキスト)は現在は変換されません。
フォーマットとセル名セルフォーマットは似たレンダリングを持つ利用可能なフォーマットへと変換されます。全てのデータ型フォーマットがサポートされます: テキスト、数値、日付と時間、ブール、ピクチャー。セル名は変換されます互換性に関する注意: 4D v17 R5 以降、4D View Pro のデフォルトのフォーマットは4D ホストデータベースと同じリージョン設定に基づきます。
ユーザー定義の4D フォーマット("|"で始まるもの) は現在は変換されません。
PV SET CELL CONTROL で作成されたコントロール(ボタン/ラジオボタン/チェックボックス/ドロップダウン/コンボボックス)は現在はサポートされていません。
非表示のセルはサポートされていません(4D View Pro では利用できません)非表示に設定可能なのはカラム、行、あるいはシートのみです。回避策としては、VP ADD FORMULA NAME を使用して非表示の値、またはフォーミュラを定義することです。
ピクチャーピクチャーはサポートされますが、変換には一部制約がつきます4D View ピクチャーは複数のコーデックを内包することができましたが、現在は廃止予定となっています。変換されたピクチャーはhtmlレンダリングに最適なコーデック(svg、png、jpeg、gif)のみが保持され、base64で保存されます。
トランケート(中央合わせ)/繰り返しフォーマットのピクチャーは現在は変換されません。背景画像は各ページにおいて繰り返されることはありません(この概念は4D View Proには存在しません)。
印刷現在はサポートされていません4D View ドキュメント内で定義された印刷オプションと印刷設定は変換されます。
動的なリンクフィールドまたは変数にリンクされたセルまたはカラムは、現在はサポートされていません。
フォーミュラフォーミュラは変換されますが、セキュリティ上の理由から、4D プロジェクトメソッド、4D コマンド、変数またはフィールドへの参照は、特定の処理を経る必要があります(下記参照)4D View プラグインフォーミュラの変換参照のこと
プロジェクトメソッド - サポートされますプロジェクトメソッドは4D View Pro の要件を満たしている必要があります(プロジェクトメソッド参照参照)。順守していないメソッド名はUNSUPPORTED_4DMETHOD_NAME("<method name>",param1,...paramN)という形式に変換されてしまいます。
コマンド - サポートされます既存の4D View Pro ファンクションへと変換されます(ファンクションと4Dコマンド参照)。認証された一覧に含まれていない4DコマンドはUNSUPPORTED_4DCOMMAND(<command name>,parameter 1,...,parameter n)へと変換されてしまいます。
変数 - サポートされません変数の値へは4D プロジェクトメソッドを使用してアクセスしてください(プロジェクトメソッド参照参照)。フォーミュラ内の変数はUNSUPPORTED_VARIABLE("<variable name>")へと変換されてしまいます。
フィールド - サポートされます変換の最中にデータベースで利用可能であれば、"TABLETITLE_FIELDTITLE()"に変換されます。フィールド名あるいはテーブル名がECMA に準拠していない場合、UNSUPPORTED_TABLE_FIELD_TITLE("virtual structure name") に変換されてします。4D View Pro フォーミュラから呼び出し可能なのは、データベースの"バーチャルストラクチャー"に属しているフィールドだけです。フィールドへの参照を参照してください



参照 

4D View プラグインフォーミュラの変換
VP Convert from 4D View

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D View ドキュメントの変換

 
ページの目次 
 
履歴 

初出: 4D v16 R6
変更: 4D v17 R2

 
ARTICLE USAGE

4D View Pro リファレンス ( 4D v19)