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4D v20 R7
Undefined

Undefined 


 

Undefined ( expression ) -> 戻り値 
引数   説明
expression  in テストしたい結果の値を返す式
戻り値  ブール in True = 変数は現在未定義である False = 変数は現在定義されている

説明   

Undefined コマンドは、expression の評価の結果が未定義の値である場合にはTrueを返し、それ以外の場合にはFalseを返します。

  • 変数が定義されるのは、コンパイラ命令で変数が作成された場合や値が変数に代入された場合です。その他の場合は定義されません。データベースがコンパイルされている場合、Undefined コマンドはすべての変数に対してFalse を返します。
  • オブジェクト内に存在しないオブジェクトプロパティは未定義です。
  • Undefined はフィールド参照に対しては常にFalse を返します。

注: Undefinedexpression 引数を評価するという点に注意して下さい。以下の宣言は同等の意味を持ちます:

 $result:=Undefined($exp)
  // 以下と同じ結果:
 $result:=(Value type($exp)=Is undefined)

一部の場合において、変数の評価が行われて欲しくないこともあるかもしれません(例えば、変数が未定義があるかどうかをチェックするために変数へのポインターを使用している場合など)。その場合には、以下のように書く必要があります:

 $result:=(Type($ptr->)=Is undefined// ポイントしている変数が存在しない場合はtrue(エラーなし)

例題  

オブジェクトプロパティを対象に、このコマンドおよび Null コマンドを使用した場合の結果の例です:

 C_OBJECT(vEmp)
 vEmp:=New object
 vEmp.name:="Smith"
 vEmp.children:=Null
 
 $undefined:=Undefined(vEmp.name) // False
 $null:=(vEmp.name=Null//False
 
 $undefined:=Undefined(vEmp.children) // False
 $null:=(vEmp.children=Null//True
 
 $undefined:=Undefined(vEmp.parent) // True
 $null:=(vEmp.parent=Null//True



参照 

CLEAR VARIABLE

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: ランゲージ
番号: 82

This command can be run in preemptive processes

 
ページの目次 
 
履歴 

変更: 4D v11 SQL
変更: 4D v16 R4

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v20 R7)