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4D v20
SMTP_SetPrefs
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SMTP_SetPrefs ( lineFeed ; charset&Encoding ; lineLength ) -> 戻り値 | ||||||||
引数 | 型 | 説明 | ||||||
lineFeed | 整数 |
![]() |
1 = [デフォルト] 追加, 0 = 追加しない, -1 = 変更しない | |||||
charset&Encoding | 倍長整数 |
![]() |
メッセージ本文、ヘッダー、および添付ファイル名の文字セット、およびメッセージ本文に適用されるエンコーディング (-1 = 変更しない) | |||||
lineLength | 倍長整数 |
![]() |
一行の最大長 (0 = [デフォルト] 自動検知, -1 = 変更しない) | |||||
戻り値 | 整数 |
![]() |
エラーコード | |||||
SMTP_SetPrefs コマンドは、SMTPコマンドで送信するメッセージの環境設定を行うために使用します。このコマンドはグローバルスコープを持っていて、コマンド実行後SMTPコマンドで作成されたすべてのSMTPメッセージに影響します。設定可能オプションは、SMTP_QuickSendやSMTP_Sendを使用してSMTPサーバに送信されるメールメッセージのフォーマットに影響します。環境設定はインタープロセススコープを持っていて、すべての4Dプロセスに有効です。
SMTPサーバは改行と行送り (CR/LF) のペアを行の終了と認識します。これは改行を行の終端と認識するMacOSアプリケーションと異なる点です。
lineFeed は整数値で、メールメッセージの本文の改行をどのように処理するか指示します。0を渡すとメッセージ本文は変更されません。開発者は独自の行送り追加処理 を行うことができます。1 (デフォルト設定) を渡すと、すべてのCRがCR/LFのペアに置き換えられます。-1は環境設定の現在の設定を保持します。どのオプションを選択すべきか決定できない場 合、デフォルト値の1を選択すべきです。
charset&Encoding は送信するメッセージ本文、ヘッダー、および添付ファイル名で使用される文字セットに加えて、メッセージ本文に適用されるエンコーディングを以下の表の値に応じて指定します。例えば、“US-ASCII & 7 bit” (値2) は、メッセージ本文で現在使用されている文字セットは US ASCII (WindowsとMac両方で共通の標準ASCIIコード(0 -127)のみを含む) であり、4D IC はメッセージ本文を 7 bit エンコーディングを使用してエンコードするということを意味します。SMTP_SetPrefsコマンドは指定された文字セットを使用してメッセージ本文を変換する事はせず、これは必要であればユーザーが管理すべきものであるという点に注意して下さい。文字セットによる変換を行いたい場合には、SMTP_Charsetコマンドの詳細を参照して下さい。
変更しない限り、デフォルトのコンテンツタイプは1です。
値 | 本文の文字セット & エンコーディング | ヘッダーおよび添付ファイル名の文字セット |
-1 | 変更しない | 変更しない |
0 | Application & binary; エンコーディングなし | ISO-8859-1 |
1 | デフォルト: メッセージの内容に基づき "UTF-8" または "base64" のどちらかを選択 | デフォルト: 題名は "UTF-8"、その他のフィールドは "ISO-8859-1" |
2 | US-ASCII & 7bit | ISO-8859-1 |
3 | US-ASCII & quotable-printable | ISO-8859-1 |
4 | US-ASCII & base64 | ISO-8859-1 |
5 | ISO-8859-1 & quotable-printable | ISO-8859-1 |
6 | ISO-8859-1 & base64 | ISO-8859-1 |
7 | ISO-8859-1 & 8bit | ISO-8859-1 |
8 | ISO-8859-1 & binary | ISO-8859-1 |
9 | Reserved | Reserved |
10 | ISO-2022-JP (Japanese) & 7 bit | ISO-2022-JP |
11 | ISO-2022-KR (Korean) & 7 bit | ISO-2022-KR |
12 | ISO-2022-CN (Traditional & Simplified Chinese) & 7 bit | ISO-2022-CN |
13 | HZ-GB-2312 (Simplified Chinese) & 7 bit | HZ-GB-2312 |
14 | Shift-JIS (Japanese) & base64 | Shift-JIS |
15 | UTF-8 & quoted-printable | UTF-8 |
16 | UTF-8 & base64 | UTF-8 |
注: 現在使用されるほとんどのシステムおよびアプリケーションで適切である、デフォルト設定の使用を推奨します。
警告: € ("ユーロ")文字はISO-8859-1には含まれません。
lineLength は、メッセージ本文中の一行あたりの最大文字数を指定します。テキストをエンコードする際、SMTPコマンドは最大行数に達する前に改行/行送りのペアを挿入します。どんな数値でも指定できますが、RFC 2822 では998文字以下を要件としており、最大で78文字に止めることを推奨しています。-1を指定すると、現在の設定のまま変更されません。
lineLength 引数のデフォルト値は0です。値0はSMTPコマンドに、charset&Encoding引数に対しRFCに定義された推奨値を使用することを指定します。lineLength 引数が0の場合、改行は以下の表に基づき行われます:
本文タイプ | 改行位置 |
Base64 | 76 |
Quoted-Printable | 76 |
その他… | 改行なし |
以下のコードはUTF-8メッセージと本文をquoted printableでエンコードして送信します(ヘッダーはデフォルトの文字設定のままです):
$err:=SMTP_SetPrefs(-1;15;-1)
$err:=SMTP_Charset(0;1) //設定を適用する
$err:=SMTP_QuickSend("mymail.com";"myaddress";"destination";"the Euro €";"the Euro symbol is €")
プロダクト: 4D
テーマ: IC メール送信(廃止予定)
番号:
88994
変更: 4D Internet Commands v11.2
変更: 4D v16
4D Internet Commands ( 4D v20)