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4D v19
データベース/メモリページ

データベース/メモリページ  


 

 

このページではデータベースのキャッシュメモリに関する設定を行います。

  • 起動時にキャッシュサイズを計算: このオプションが選択されている場合、キャッシュメモリの管理は、設定された制限に基づき、4D起動時にキャッシュサイズが計算されます。これによりほと んどのケースで高パフォーマンスのメモリ設定が行われます。キャッシュメモリのサイズは設定されたパラメターに基づき動的に計算されます。デフォルトで提 案される値は標準の4Dの使用状況に対応します。

    • 他のアプリケーションとシステムのために予約するメモリ: システムや他のアプリケーションが使用するために取り置くRAMメモリ量。4Dが実行されるマシン上で他のアプリケーションも実行する場合、必要に応じてこの値を増やします。
    • 利用可能なメモリからキャッシュに使用する率: 残りのメモリからキャッシュに割り当てる量の率。
      デ フォルトでキャッシュに割り当てるサイズを取得するためには、以下の計算式を適用します: (物理メモリ – 予約したメモリ) X キャッシュに使用するメモリのパーセンテージ。動的に計算するモードの場合、キャッシュメモリのサイズはアプリケーションやシステムのニーズに応じて動的 に変化します。以下のオプションを使用して上限と下限を設定できます:
    • 最小サイズ: キャッシュ用に予約するメモリの最小量。この値は100MB以上でなければなりません。
    • 最大サイズ: キャッシュが使用することのできるメモリの最大量。この値は実質的には無制限です。
    制限の設定は、メモリ搭載量が不明であるマシン用にアプリケーションを配布する際に便利です。この場合、制限を設定することで最低限のパフォーマンスを保証できます。この動作を図示すると以下のようになります:
    キャッシュメモリの計算例:
    予約するメモリ量 = 256 MB
    キャッシュに利用するパーセンテージ = 50%
    最大サイズ = 1 GB 最小サイズ = 128 MB



  • 動的キャッシュの計算がチェックされていない場合: このモードではデータベースのキャッシュメモリサイズを開発者が決定します。4Dはキャッシュメモリを設定する入力エリアと、物理メモリに関する情報 (マシンに実装されたRAM)、現在のキャッシュ、そして再起動後のキャッシュサイズを表示します。

    入力されたキャッシュサイズは、マシンのリソース状況にかかわらず、4Dデータベース用に予約されます。この設定はメモリ搭載量が分かっているなど特別な状況で使用できます。ほとんどのケースで動的計算モードのキャッシュで良いパフォーマンスを提供します。
  • データをディスクに保存 … 秒/分: キャッシュ中のデータを自動的に保存する間隔を設定します。4Dはキャッシュ中のデータを定期的に保存します。この間隔を1秒から500分の範囲で設定で きます。デフォルトの設定値は20秒です。この保存はキャッシュがいっぱいになった場合やアプリケーションを終了する際にも行われます。またFLUSH CACHEコマンドをトリガーする事でいつでもフラッシュをトリガーする事ができます。
    大量のデータ入力が予期される場合は、この間隔を短くすることを検討してください。停電などの理由でマシンが停止すると、前回の保存以降に入力されたデータが失われてしまいます (データログファイルをとっていればそれから復旧させることは可能です)。
    キャッシュがフラッシュされるたびにデータベースの動作が遅くなる場合、周期を調整する必要があります。動作が遅くなるのは、大量のレコードがディスクに フラッシュされるためです。フラッシュ周期を短くすることで各フラッシュ時に保存されるレコード数を減らすことができ、動作も速くなります。
    デフォルトで4Dはキャッシュがフラッシュされていることを示す小さなウィンドウを表示します。このウィンドウを表示したくない場合、インターフェースページページのフラッシュの進捗状況オプションの選択を解除します。



参照 

データベース/データストレージページ

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: データベース設定

 
ページの目次 
 
履歴 

変更: 4D v16

 
ARTICLE USAGE

デザインリファレンス ( 4D v19)