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4D v19
セル参照

セル参照  


 

 

式の中では、他のセルにセルアドレスで参照をします。こういった式を他のセルにコピーすることも可能です。例えば、C8に入力された以下の式では、その上2つに入力された値を足して結果を表示します。

= C6 + C7
この式は常にセルC6とC7を参照します。つまり、4D View Proは式内で使用する値として他のセルにある中身を参照するように指示されるということです。

こういった式を新しい場所にコピーあるいは移動させた場合、式内のそれぞれのセルアドレスは、入力の仕方に応じて変化するかそのまま止まるかします。

  • 参照が変わるものは相対参照と呼ばれ、式が入っているセルからどれだけ上下左右に離れているかでセルを参照します。
  • 常に特定のセルを参照するものは絶対参照と呼ばれています。
  • また、ミックス参照という、特定の行あるいはカラムに固定した参照をするものを作成することもできます。

セル座標(例えばC5など)のみを使用すると、4D View Proは参照を相対参照として解釈します。文字と数字の前に$(ドル)記号を入れることで、参照を絶対参照にすることができます(例:$C$5)。

ドル記号を文字あるいは数字の前だけに入れることで相対参照と絶対参照をミックスすることができます(例:$C5、C$5など)。ミックス参照を使用すると、行かカラムを絶対参照として指定しながら、もう片方については相対参照させることが可能になります。

素早くかつ正確に絶対参照をする方法としては、セルを命名し、その名前をセルアドレスの場所に使用することです。命名されたセルへの参照は常に絶対参照になります。VP ADD RANGE NAME コマンドを使用することで、命名されたセルまたは命名されたセルレンジを作成・編集することが可能です。

以下の表は異なる記法による効果をまとめたものです:

参照のタイプ詳細
C5相対参照はセルC5に対して相対的で、参照が最初に使用されたセルの位置によります。
$C$5絶対参照は絶対参照です。どこで使用されるかにかかわらず、常にセルC5を参照します。
$C5ミックス参照は常にカラムCを参照しますが、行の参照は相対参照で、参照が最初に使用されたセルの位置によります。
C$5ミックス参照は常に5行目を参照しますが、カラムの参照は相対参照で、参照が最初に使用されたセルの位置によります。
セル名絶対参照は絶対参照です。どこで使用されるかにかかわらず、常に命名されたセルを参照します。



参照 

VP ADD FORMULA NAME

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D View Pro フォーミュラ

 
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履歴 

 
ARTICLE USAGE

4D View Pro リファレンス ( 4D v19)