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4D v20 R7
Get application info

Get application info 


 

Get application info -> 戻り値 
引数   説明
戻り値  オブジェクト in アクティブなアプリケーションのアクティビティについての情報

例題 1   

Get application info コマンドはアクティブなアプリケーションのアクティビティと、ネットワーク設定に関する詳細な情報を格納したオブジェクト型を返します。

コマンドはスタンドアロンとクライアント/サーバー環境、どちらで実行しているアプリケーション上でも実行することが可能です。返される情報は、Get application info が実行される場所に応じて変わります。例えば、リモートの4D 上で実行された場合、返される情報はリモートワークステーションに関する情報のみになります。コマンドがサーバーで実行されるメソッドで呼び出された場合には、返される情報はサーバーの情報が返されます。

返されるオブジェクト型には、以下のプロパティが格納されます:

プロパティ詳細
cpuUsage(*)数値4Dによって使用されているプロセッサーの割合。Mac においては、1コアあたりの数値が表示されていて、プロセッサー全体の平均値を表します。10.03
headlessブールアプリケーションがヘッドレスモードで実行中の場合にはTrueを返します。取りうる値: true、false。詳細な情報については、コマンドラインインターフェース を参照してくださいfalse
IPAddressesAllowDenyコレクション4D Server のみ。データベース設定で受け取る、あるいは拒否されているIPアドレスのコレクションを返します。詳細な情報については、IP 設定を参照してください。[{"mode": "allow", "ip": "192.168.*"},{...}]
[ ].mode文字列IPアドレスが許可されているかどうかを説明するプロパティです。取り得る値: "allow" あるいは "deny""allow"
[ ].ip文字列IP アドレス"192.167.1.2"
IPAddressesToListenコレクション4D Server のみ。その4D Server が聞いているIPアドレスを返します。詳細な情報については、IP 設定を参照してください。["192.168.18.12","192.168.18.10"]
launchedAsServiceブールアプリケーションがサービスとして起動していた場合にはTrueを返します。取り得る値: True、false。詳細な情報については、データベースをサービスとして登録 を参照してください。false
networkInputThroughput(*)数値アプリケーションを実行しているマシンのネットワーク入力のデータ速度(バイト/秒)。リモートモードにおいては、リモートマシンの速度が返されます。詳細な情報についてはモニタページを参照してください。37311495
networkOutputThroughput(*)数値アプリケーションを実行しているマシンのネットワーク出力のデータ速度(バイト/秒)。リモートモードにおいては、リモートマシンの速度が返されます。詳細な情報についてはモニタページを参照してください。88058023
newConnectionsAllowedブール4D Server のみ。新規接続が許可されている場合にはTrue。取り得る値: True、False。詳細な情報については、を参照してください。true
pid数値(OS によって提供される)4D アプリケーションのインスタンスプロセスのID -- 例えば外部スクリプトから実行中の4D インスタンスを識別することができます。16600
portID数値4D Server: アクティブに聞いていているポート、4D remote: リモート接続のポート。スタンドアロン環境では返されません。最小値: 1。詳細な情報については、ポート番号を参照してください。19814
remoteDebuggerSessionIDテキストサーバーデバッガーが起動しているリモートアプリケーションのセッションID。このID はProcess activity によっても返されます。"A838A40BJN3NJKH..."
SDIModeブールアプリケーションがWindows 上でSDI モードで実行中の場合にはTrue(macOS上では意味を持ちません)。取り得る値: true、false。より詳細な情報については、developer.4d.comSDI モード を参照してくださいtrue
TLSEnabledブールTLS がクライアント/サーバー通信において有効化されている場合にはTrue を返します。スタンドアロン環境では返されません。取り得る: True、False。詳細な情報については、TLSプロトコルとクライアント/サーバ接続を参照してください。true
uptime数値ローカルの4D データベースが開かれてからの経過時間(秒単位)。リモート接続に対しては、接続が開かれてからの経過時間を返します。143
useLegacyNetworkLayerブールアプリケーションサーバーにおいて旧式ネットワークレイヤーが使用されている場合にはTrue。スタンドアロン環境では返されません。取り得る値: True、False。詳細な情報については、旧式ネットワークレイヤーの有効化または無効化を参照してください。false
useQUICNetworkLayerブールアプリケーションサーバーおよびDB4Dサーバーに対してQUIC ネットワークレイヤーが使用されている場合にはTrue(4D v20 ではベータ版、詳細は互換性ページ 参照)。スタンドアロン環境では返されません。取り得る値: true、false。詳細な情報については、このBlog 記事 を参照してください。false
volumeShadowCopyStatus文字列ボリューム・シャドウ・コピー・サービスのステータスを返します。Windowsのみ。詳細な情報については、Windows のボリュームシャドウコピーサービスを使用するを参照してください。

取り得る値:

定数 コメント
vss available available

サービスは利用可能です。

vss error error

サービスにエラーが発生しました。

vss not available notAvailable

サービスは利用できません。

vss update required updateRequired

サービスは更新が必要です。

"available"

(*) Windows 上では、例えばOn Startupデータベースメソッド 内でGet application info コマンドを呼び出すなどして、カウンターを事前に初期化しておく必要があります。

以下のコードを実行すると、実行中のアプリケーションについての情報を格納したオブジェクトが返されます:

 C_OBJECT($appInfo)
 $appInfo:=Get application info

コードがスタンドアロン環境で実行された場合、返されたオブジェクトには(一例として)以下のような情報が格納されています:


{
    "launchedAsService": false,
    "volumeShadowCopyStatus": "notAvailable",
    "cpuUsage": 10.035875,
    "uptime": 469,
    "headless": false,
    "pid": 16500,
    "networkInputThroughput": 377263157,
    "networkOutputThroughput": 12345242236
}

コードが4D リモートクライアントで実行された場合には、返されたオブジェクトには(一例として)以下のような情報が格納されています:


{
    "launchedAsService": false,
    "volumeShadowCopyStatus": "notAvailable",
    "cpuUsage": 10.035875,
    "portID": 19814,
    "TLSEnabled": false,
    "uptime": 143,
    "headless": false,
    "pid": 1550,
    "useLegacyNetworkLayer": true,
    "networkInputThroughput": 268047058,
    "networkOutputThroughput": 12207686274
}

コードが4D Server で実行された場合には、返されたオブジェクトには(一例として)以下のような情報が格納されています:


{
    "launchedAsService": false,
    "volumeShadowCopyStatus": "notAvailable",
    "cpuUsage": 10.016125,
    "portID": 19814,
    "TLSEnabled": false,
    "uptime": 192,
    "headless": false,
    "pid": 9560,
    "useLegacyNetworkLayer": true,
    "useQUICNetworkLayer": false,
    "newConnectionsAllowed": true,
    "IPAddressesToListen": [
        "192.168.18.8",
        "192.168.18.7"
    ],

      "IPAddressesAllowDeny": [
       {"mode": "allow", "ip": "192.168.*"},
       {"mode": "deny", "ip": "192.167.15.3"},
       {"mode": "allow", "ip": "192.167.1.2" }
    ],

    "networkInputThroughput": 149014925,
    "networkOutputThroughput": 80238805
}



参照 

Execute on server
Get database parameter
Get system info
REJECT NEW REMOTE CONNECTIONS

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D環境
番号: 1599

This command can be run in preemptive processes

 
ページの目次 
 
履歴 

初出: 4D v17 R3
変更: 4D v18
変更: 4D v18 R4
変更: 4D v18 R5
変更: 4D v19 R8
変更: 4D v20

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v20 R7)