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4D v20 R7
WP Find previous
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WP Find previous ( targetObj ; searchBefore ; searchValue ; searchCondition {; replaceValue} ) -> 戻り値 | ||||||||
引数 | 型 | 説明 | ||||||
targetObj | オブジェクト |
![]() |
レンジまたは要素または4D Write Pro ドキュメント | |||||
searchBefore | オブジェクト |
![]() |
前方向に検索を開始する開始点のレンジ | |||||
searchValue | 文字 |
![]() |
検索する値 | |||||
searchCondition | 倍長整数 |
![]() |
検索ルール | |||||
replaceValue | 文字 |
![]() |
置換後の文字列 | |||||
戻り値 | オブジェクト |
![]() |
見つかった/置換された値のレンジ | |||||
注: WP Find previous はフォーミュラ内のテキストを検索または置換はしません。この場合には、WP Get formulas コマンドを使用して下さい。
targetObj 引数には、以下のいずれかを格納したオブジェクトを渡します:
注意: targetObj 引数に4D Write Pro ドキュメントを渡し、searchBefore 引数で指定した対象がテキストボックスだった場合、コマンドはまず親テキストボックス内のオカレンスを検索し、その次に前のテキストボックス、フッター、ヘッダーを検索していき、最後に本文へと、降順に検索していきます(順番は後述の通りです)。
searchValue 引数を使用してtargetObj 引数内で検索するテキストを指定することができます。
searchCondition 引数を使用すると、どのように検索が実行されるかを指定することができます。以下の定数の一つ(またはその組み合わせ)を使用することができます:
定数 | コメント |
wk case insensitive | 文字列は大文字小文字の差異を考慮せずに比較されます。この場合、ダイアクリティカルマークは考慮されるという点に注意して下さい。例えば、"A" と"a" は同じとみなされますが、"a" と"à" は同じとはみなされません。 |
wk diacritic insensitive | 文字列は、比較の際に文字のダイアクリティカルマーク(例: アクセントまたはシンボル)は無視されます。例えば、"a" と"à" は同じとみなされます。 |
wk find reverse | 検索は逆順で実行されます。 |
wk kana insensitive | 日本語のみ。文字列はその五十音に基づいて比較されます(表記は無視されます)。例えば、"あ" と"ア" は同じとみなされます。 このオプションが設定されている場合、wk width insensitive も暗示的に設定されます(セットとみなされます)。しかしながら逆は設定されません。 |
wk keep character style | テキストを置換する際、既存の文字スタイルは(可能であれば)保持されます。 |
wk override protected | 読み/書きのプロテクションは無視され、保護されているエリア内の文字列は置き換えられます。 |
wk use keyboard language | 文字列の比較の際に、カレントのデータ言語(デフォルト)の代わりに、編集中のフォームオブジェクトのキーボード言語プロパティを使用します。 注: ドキュメントがオフスクリーンの場合には無視されます。 |
wk whole word | 完全な単語である文字列のみが考慮されます。他の文字列内に合致する文字列は考慮されません。例えば、"where" は"somewhere" の中にありますがその場合には見つかったとはみなされません。 |
wk width insensitive | 日本語のみ。文字列は全角/半角の差異を無視して比較されます。例えば、"ア" と "ア"は同じとみなされます。 |
注: 文字列は、カレントのデータ言語に基づいて比較されます(ただしwk use keyboard language が使用されている場合を除く)。
任意のreplaceValue 引数を使用すると、targetObj 引数内でsearchValue 引数の値が見つかった場合に置き換えるテキストを指定することができます。
返されるレンジ
ファンクションは、見つかったまたは置き換えられた値について説明するレンジを返します:
targetObj 引数がレンジまたはオブジェクトの場合、見つかった値は見つかった順に返されます。targetObj 引数が4D Write Pro ドキュメントの場合、見つかった値は以下の順番で返されます:
検索の結果何も見つからなかった場合には空のレンジが返されます。
var $userSel ;$target ;$alphaRanges ;$previousRanges: object
var $options : Integer
// 検索オプションを定義
$options:=wk case insensitive+wk diacritic insensitive
// カレントのユーザーの位置を取得
$userSel:=WP Selection range(*;"WParea")
// ターゲットを定義
$target:=WP Get body(WParea) // 本文内のみを検索
// <code><span class="code4d_comment">(カレントのセレクションに基づいて)"alpha" 文字列について検索、または"前に"オカレンスをローンチする</span></code>
$previousRanges:=WP Find previous($target;"alpha";$options)
プロダクト: 4D
テーマ: 4D Write Proランゲージ
番号:
1765
初出: 4D v19
4D Write Proリファレンス ( 4D v20 R7)