WP RESET ATTRIBUTES

4D v20 R7

WP RESET ATTRIBUTES


WP RESET ATTRIBUTES ( targetObj ; attribName {; attribName2 ; ... ; attribNameN} )

引数	型	説明
targetObj	オブジェクト	4D Write Pro ドキュメント、レンジまたは要素の参照
attribName	文字	除去したい属性の名前


WP RESET ATTRIBUTES ( targetObj {; attribName}{; attribName2 ; ... ; attribNameN} )

引数	型	説明
targetObj	オブジェクト	4D Write Pro ドキュメントのセクションまたはサブセクション
attribName	文字	削除したい属性の名前

説明

WP RESET ATTRIBUTESコマンドは引数として渡された4D Write Proレンジ、要素あるいはドキュメント内の、一つ以上の属性の値をリセットします。このコマンドは4D Write Proのどのような内部(文字、段落、ドキュメント、表または画像)の属性でも除去する事ができます。セクションかサブセクションの場合、 targetObj 引数単体を渡すだけで、すべての属性は一度にリセットされます。

第一引数には、以下のいずれかを渡すことができます:

レンジ
要素 (ヘッダー / フッター / 本文 / テーブル / 段落 / アンカーされた画像あるいはインライン画像 / セクション / サブセクション/スタイルシート)
4D Write Pro ドキュメント

WP RESET ATTRIBUTESコマンドを使用して属性の値が除去されたとき、targetObj オブジェクトにはデフォルト値が適用されます。デフォルト値については4D Write Pro属性の章に記されています。

注:

WP RESET ATTRIBUTES がセクション/サブセクションオブジェクトに対して適用された場合、属性は親セクションあるいはドキュメントのものを継承することになります。
WP RESET ATTRIBUTES がスタイルシートオブジェクトに対して適用された場合、その属性はデフォルト("通常")スタイルシートである場合を除いて削除されます。削除された場合、デフォルトの値が属性に適用されます("通常"スタイルシートが全てのスタイルシート属性を定義します)。

引数として渡された要素内にリセットしたい属性が定義されていなかった場合、コマンドは何もしません。

例題 1

以下のセレクションから複数の属性を除去したい場合を考えます:

以下のコードを実行します:

 $range:=WP Get selection(*;"WParea")

 WP RESET ATTRIBUTES($range;wk padding)

 WP RESET ATTRIBUTES($range;wk background color)

 WP RESET ATTRIBUTES($range;wk text underline style)

 WP RESET ATTRIBUTES($range;wk margin)

 WP RESET ATTRIBUTES($range;wk border style)

その結果ドキュメントは以下のようになります:

例題 2

 $section:=WP Get section($document;3)

 WP RESET ATTRIBUTES($section) // セクションの全ての属性が削除されます

 $subSection:=WP Get subsection(WP Get section($document;3);wk left page)

 WP RESET ATTRIBUTES($subSection) // サブセクションの全ての属性が削除されます

参照

4D Write Pro属性
 WP GET ATTRIBUTES
WP SET ATTRIBUTES